明治大学卒の私が、ベンチャー企業で1年間働き、新卒ベンチャーのメリット&デメリットを語っていきます!
正直言ってベンチャー企業に入って得られる経験をリアルに書いているので、
正直言うと本当は教えたくないです(笑)
新卒ベンチャーのメリット
私が入った(創業した)ベンチャーは、当初オフィスもない状態だったので、まず赤字状態。
そこから、1年間で単月黒字化まで成功した過程で得られた経験3つをご紹介します。
メリット ①|0→1を経験できたこと
本当に何もないところから、売り上げを立て、会社が黒字になる「0→1」の経験をしました。
この経験をすると、日本の経済が最悪になって、会社がつぶれても
「人生何とかなるだろう」
と思えます。なぜなら、「0」からのスタート方法を知っているからです。
「0」からのスタート方法を知っていれば、どこでもどんな状況でもやり直しができます。
正直大変ですが、「0からのスタート方法」は私の中で大きな資産になっています。
- めっちゃ頑張っているのに、売り上げが立たない時期がある。
- 売り上げが立っても赤字。つまり、やっても損しかない状態。
- もう少しで黒字になりそう!という時期は、1日16時間稼働×2か月。
※もうやりたくない。
メリット ②|尊敬できる上司の元で働けること
大企業でよく聞く「配属ガチャ」。(あまりいい言葉ではないと思いますが)
ベンチャー企業では「ガチャ」はありません。
ガチャがない会社はないだろ。。。
と思われるかもしれませんが、基本的には、大企業の一括採用と異なり、ピンポイントの採用を実施していることが多いです。
つまり、つきたいと思った上司につくことができます。
その結果、「素直」に仕事に取り組むことができ、社員としての成長が早いです。
メリット③|愚痴を言わなくなること
ベンチャー企業に勤めている人で愚痴を言っている人はほとんど見ません。
自分が今の環境にいることは「選択の結果」であるので、みんな今の状況を打開するために全力で頑張っています。
- 愚痴言う前に行動する
- そもそも、愚痴を言う暇がない
ですね。
大勢の人が、「短時間労働」×「高収入」を望んでいますが、
「長時間労働」×「高経験」を望んでいる人は少ないです。
ベンチャー企業には後者を望んでいる人が多いので、すべての出来事をプラスに変えるエネルギーで愚痴なんて言いません(笑)
正直、お金がほしい。。
という人は向いていないですね。
メリットは以上!!
新卒ベンチャーのデメリット
ベンチャーゴリ押ししましたが、実際デメリットもあります。
メリットだけでないのは残念。。。(笑)
実際に新卒でベンチャーに入って感じるデメリットもご紹介します。
デメリット①|めちゃめちゃ忙しいが、ボーナスがない
ベンチャー企業はマジで忙しいです。(今どき人手不足でない、職場はないと思いますが。。)
新規事業を作りつつ、既存の事業を向上させる。
これやったことある人ならわかるかもですが、
めちゃめちゃ難しいです(笑)
「新規事業を立てる担当」と「既存事業を向上させる担当」で分けられるといいのですが、目の前であるタスクが膨大で、いつも多忙です。
新卒で新規事業に関われるという長所もありますが、新規事業って思ったより地味な調査と短期的には結果に結びつかない労力がかかるので予想以上に大変です。
また、私の会社は決まったタイミングでボーナスがないです。
ボーナスがないので、一般企業に勤める人と比較し
- 半年に一回の豪華な旅行
- 車などの大きな買い物
等をしているということと比較すると残念に感じてしまうこともあります。
デメリット②|研修が少ない
ベンチャー企業に限らず社会人になったら、「すぐに活躍したい!」と考えている人が多いかもしれません。
心意気は素晴らしいですが、実際すぐ活躍できる人は「超少数」です。
つまり、社会人として活躍できるようになるために、「研修」が必要です。
その研修は、「大手企業」の方が充実しています。
研修期間 | 備考 | |
---|---|---|
大手企業 | 1か月 | 外部の研修会社に委託された研修 |
ベンチャー企業 | 2週間 | 会社の人が実施する研修 |
みたいな会社がほとんどです。
なので、大手企業の方が研修などを通して社会人としてのマナーを学習してから社会に出ることができます。
逆に、ベンチャー企業だと見様見真似の部分が多くなるので、「座って勉強することが辛い」という人や「現場でたたき上げたい」という人にはオススメですが、自分のミスが大きなストレスになる人には向いていないです。
※大企業の研修の話は、私の体験ではなく、知人から聞いた話です。
デメリット③|友人と疎遠になる
新卒でベンチャー企業に入ると、友人と疎遠になる確率が上がります。
なぜなら、「出会い」より「勉強」が大切になるからです。
ベンチャー企業は良くも悪くも、そのままの状況では会社がつぶれるという状況に置かれていることが多いです。
つまり、必然的に自分で勉強する必要があり、勉強時間を確保している人が多いです。
ちなみに、ベンチャー企業にいる私の平日のスケジュールがこのような形です。
時間 | すること |
---|---|
8:30~ | 朝活(ブログ更新) |
9:30~ | 始業 |
12:00~ | お昼 |
17:00~ | 残業 |
20:30~ | 退勤 |
21:00~ | 勉強 |
0:00 | 就寝 |
上記の通り、基本的に友人に使う時間を持っていません。
休日も基本的には趣味or勉強をしているので、友人と会いません。
つまり、社会人になってからも、
- 友人を大切にしたい人
- 友人を増やしたい人
はベンチャー企業に向かない可能性が高いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ベンチャー企業に入るメリット
- 「0→1を経験できたこと」
- 「尊敬できる上司の元で働けること」
- 「愚痴を言わなくなること」
ベンチャー企業に入るデメリット
- 「めちゃめちゃ忙しいが、ボーナスがない」
- 「研修が少ない」
- 「友人と疎遠になる」
でした。新卒でベンチャーに入った場合、得られる経験は、皆さんのイメージしている範疇にとどまりません。波乱万丈な日常が待っています。
自分のミスが、取引に大きな損害をもたらしたり
自分の成果で、会社に大きな売り上げが建ったり
自分のミスで、会社全員が残業になったり
自分の成果で、全員早く帰れたり
しかし、波乱万丈な人生を望んでいない人にとっては地獄そのものでしょう(笑)
なので、
ベンチャーに興味があるけど、実際どうなの。。。
という人は、いきなり飛び込むことはおすすめしません。(合わなかったら最悪です)
ので、徹底的に自分に合うのかどうかをリサーチしてから、転職の決断をした方がいいです。
自分に合うかどうかは主観ではなかなか難しいと思うので、下記のようなサービスで自分のタイプを診断してもらうこととかは本当におすすめです。
もし、現職に悩んでいるようなら、無料で是非やってみることをおすすめします。
私は実際自分のタイプをすることで、非常に心が楽になりました。
一方で、現職には悩んでいないがゆくゆく起業したい!という場合は市販で、「起業の経験談」を紹介している本があります。
そういった本を読んでから、ベンチャー企業の基準を作って転職先を探すとうまくいく可能性が上がります!
基準なしでいきなりベンチャー企業に行くと、熱量に押されて冷静な判断ができなくなるのでお気を付けて(笑)
明治大学理工学部で、HP販売やアメリカ留学を経験し卒業後、ベンチャー企業の社員第一号として就職。ベンチャー企業や英語、プログラミングについての情報を発信。社内では「ムードメーカー」の異名を持つ27歳。